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12月31日 ジョギング再開 [2022年 日記]

昼休みには少しだけ走ってみるということをやってみていたが、休みの日に1時間走ってみるというのは、何年ぶりだろう
走ったといっても歩く速さに近い、時々歩くといった超スローペースのキロ9分

以前は人のいないだだっ広い場所を走るのが常だったが、今日は人の気配を感じたく住宅街をめざした
狭い路地を曲がると新たな景色が広がる、次の家庭の声が聞こえる
向こうから歩いてくるお年寄りは自分と目を合わせるだろうか
マスクをせずに走る自分とすれ違うのを嫌がってないだろうか

人の近くを走ると、取るに足らないこまごまとした事を考えることが出来る

12月30日 映画「ターミネーター」 [2022年 日記]

穏やかな年末を迎えている
天候も、世の中も

自らの内に立つ波風には恥じ入るしかない

シュワルツェネッガーの身体ってここまで筋肉隆々だったかなと思わずにはいられない裸のシーン
ストーリーは、今見るとシンプルだがひと昔前はこれが当たり前だったのだ
昨今の複雑すぎるストーリーに疲れた時にはちょうどいいかもしれない

1985年製作、映像合成技術はこの当時はこんな程度だったのかと思うシーンもあるが、逆に言えば今の技術がものすごく進歩したということだ

銃をぶっ放し、カーチェイスをして悪者をやっつける
続編以降もそんな内容なら、いくら映像が美しくなっていたにしても
見る気にはならない

今自分が見たいのはそんなんじゃない

タグ:映画

12月13日 映画「東京物語」 [2022年 日記]

昔は子供をたくさん作っていた
自分の両親でも4人以上、昨日見た「東京物語」の主人公夫婦だと長男、次男、三男、長女、次女の5人

子供の数が増えれば増えるほど親にとっては育てるのにはとてつもなく苦労が必要だろうことは想像がつく、そしてなんとなく成長した子供の数だけ幸せな老後を過ごせるのではと期待もしてしまう

そんな期待をまるでみごとに抑えてくれる、きれいに、痛みも少なく

笠智衆と原節子、東山千栄子の顔ぶれはそこはかとなく落ち着く、昭和初期の街並みや人々の姿にも

決してあの頃は良かったとばかりに懐かしさを良さと混同することはないのだが、それでもそれらの中に、今はみんな捨て去ってしまったものがまぎれもなく、ある

スマホで1日に何度も連絡は出来るのに、本当に相手のことを想像しているだろうか
街ですれ違う人々への関心や観察も減っているだろう

「麦秋」も素晴らしかったので「晩春」もいつか見なければいけない

タグ:映画

12月11日 ドラマ「ファウンデーション」 [2022年 日記]

AppleTVのドラマ「ファウンデーション」シーズン1全10エピソードを先日見た。
1話が1時間足らずだから計10時間前後になる。

配信もののドラマを本格的に見たのは初めてで、1日に何話見ればいいか考えるとか、オープニングを飛ばすとか新しい体験もした。

原作3部作のうちの初め部分3分の1ほどが描かれているだろうか。シーズン1はとても面白かったので今後のシーズンが楽しみだ。

おそらく銀河帝国皇帝の周辺エピソードが原作に大きく付け加えられたストーリーとなっている。
あとはガールとサルヴァーの関係だとかレイチとか皇帝の巡礼とか、、、
皇帝がクローン世襲という筋でのさまざまな逸話が面白く描かれていて全く飽きさせない。

配役も素晴らしい。
皇帝3代それぞれ味があるが特にリーペイスは格別だ。威厳、苦悩、決断力、、、
巡礼シーンでの筋肉ムキムキさは少々笑いがこみ上げてきたものの、完璧
完璧に皇帝

女性庭師への処刑宣告シーンは恐ろしかった、

ガールやサルヴァーが白人でないのは今どきなのか、いやそれが普通かもしれない
黒人でもアジア系でもいいかも

CGの出来も素晴らしい
帝国の宇宙船の形がなんとも言えないカッコよさだ、従来なら平べったい形状の宇宙船が主流だったがなんと縦長い形とは

これが宇宙空間ジャンプを終えて通常に姿を現わす、いわば減速シーンは特に目を引く

ストーリー的にハリセルダンが何度も現れるのには都合よすぎると思わざるをえないが、テレビ的には仕方ないところかもしれない
原作では章ごとに登場人物は全く入れ替わってしまっていたし、それが時の流れを感じさせもしたが、テレビでは基本となる主人公はある程度長い間描かれ続けるという違いもあり、それがどうなのかについては最後まで見終わってから考えてみてもよさそうだ

よくぞドラマ化してくれた
タグ:ドラマ

12月8日 映画「天地明察」 [2022年 日記]

暦って大事だよね

そう言われて果たしてどれだけの人が賛同するのか
ほとんどの人は、真意を聞き返すだろう
若い人なら何を言ってるかわからない時点でコミュニケーション終了


そんな、映画にするには、もとい、書籍にするには難しいテーマをよくぞ選んで書き上げてくれました
天体の運行を対象にしたストーリーなのだから、一種の宇宙ものの映画と言えなくもないことに気づいたがもちろん、エイリアンやインターステラとは完全に異質だ

原作も読んでいたので理解はすんなりできた
映画ではしっかりと原作の世界をイメージとして広げてくれた
公家、武家、民衆の雰囲気は見るが手っ取りばやい

キャスティングではプロレスの武藤さんが言葉少な、かつ豪放なキャラクターとして光っていたし、
北極出地のリーダー2人も、楽しみながら観測旅をするという雰囲気を充分に表現してくれていた
ジャニーズ系の名前が目立ったことや角川書店、松竹、TBSといったエンドロールを見ると現実に引き戻されるが、それでも地味なテーマである天体をよくぞ描いてくれた
2012年製作

原作の、年老いた二人の陽だまりの縁側的なシーンも良かった

タグ:映画

12月6日 映画「シン・ウルトラマン」 [2022年 日記]

本格的に寒くなって風邪をひいてしまった。ここ何年もひいてなかったのに。

2022年公開の出来たてホカホカ映画

カッコいい、シュッとしたウルトラマンが
ハヤタも虚無的とも言えるほどカッコいい、半分宇宙人だからこそ人間くささがあってはいけないし

あのファスナー線や表面のデコボコが気になる、けど無視していたウルトラマンの体表面は見違えるほどツルツルになって本物かと思えなくもないようだ

怪獣(別の漢字になってたけど)の造形はさすがにリアリティーを出すのは至難の技だろうが、かなりうまく出来ていたし、画角や合成の面でも怖さを引き出していた

科特隊メンバーが、そこらへんの若者が喋っているような軽〜い調子で任務についていたのがやや?かなり?気になったが製作者はその方向性でいくと腹を据えているのだろう。昔ながらのしかつめらしい、真面目一辺倒ではなく

セリフの密度の高さやシーン展開の速さは、、、今どきですね(笑)
そして怪獣対策の前線基地内では全員がそれぞれのPCに向かっているという(笑)
なのに管理職の机上には未決既決トレーが置かれている(笑)
田舎のおまわりさんは昔ながらの自転車に乗っている(笑)

ここまで来るとこれは狙いですね

今のこどもたちは幸せですね、こんな綺麗で面白い話を見られるなんて
いや、見るのは大人か

そして考えてみれば、幼なごころに恐怖を感じながらファスナー付きウルトラマンをドキドキ見ていた頃も幸せだったのだ
タグ:映画