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2021年 日記 ブログトップ

12月30日 ドラマ「刑事コロンボ 溶ける糸」 [2021年 日記]

刑事コロンボや大草原の小さな家は幼い頃によく見ていた。気に入ってカセットテープに音だけ録音した回が、「溶ける糸」。

何度となく繰り返し聞いたので劇中音やセリフのひとつひとつが脳裏に染み付いている。もちろんストーリーも、犯人とのやりとりも。

けれどもその記憶には映像がまったく無い。今回、テレビで放送されていたこれを懐かしく見始めて、犯人役がミスタースポック否レナードニモイであったことに驚いた次第。確かに幼い頃に外国の俳優の名前を覚えるほどの映画ドラマ好きでもなかったし、制作年もコロンボの方が先だ。

長身でスリム、失礼ながらスポックとは印象がかなり違って若手外科医を演じて二枚目だ。

コロンボの印象は幼い頃見たのと変わらない。人気ドラマになるのが腑に落ちるキャラクター像だし、今なお面白く見られる。
タグ:ドラマ

11月21日 映画「DUNE」 [2021年 日記]

前評判が大きいという事は見た後の賛否が大きく分かれるという事を意味している。

「メッセージ」「ブレードランナー2049」と素晴らしい作品を出し続けているドゥニヴィルヌーブ監督が、壮大なSF映画を作ったとなれば期待を大にして見なければいけない。

どうしてもデビッドリンチ版と比べてしまうが、スペースギルドのナビゲーターが出なかったり、ハルコーネン男爵のグロさが控えめだったりと、全体的に綺麗な作品だった。もちろんそれを補って余りがあるかどうかわからないが、サンドワームの描写、アトレイデス父の貫禄、母の美しさ、ポールのりりしさなどはしっかり鑑賞できた。

ただ、見る直前に知ったこともあり、これが前編でしかないという物足りなさ、消化不良感のようなものはどうしても残るし、世間の評価もそのあたりの話題が多いようだ。

前作は何度も見ているがまた見たくなった。
タグ:映画

10月17日 映画「メッセージ」 [2021年 日記]

原題は「arrival」
原作は「あなたの人生の物語」

与えられた人生を精一杯生きましょう。

国際線の機内で英語版を見て、内容がよくわからないまま消化不良でしばらく経っていたが、このたびiTunesレンタルでじっくり鑑賞できた。わからない部分はさらに見直してかなり胸のつかえが取れた。こりゃ、英語版で見てもわからないはずだ。

「女が強いのか男が愚かなのか」
夫は娘が将来死ぬことを妻に知らされて怒り、離婚してしまう。同じくそれを知っていても妻は受け入れる。
コミュニケーションが取れない相手に理論づくでアプローチしようとする男性陣に対し、主役の彼女はとりあえず話してみようと提案する。
妻が、世界じゅうの混乱ぶりに呑まれた様子で夫へ電話し、軍人の夫は愚行を犯してしまう。

「考え方は言語で醸成される」

などなど、色々と共感させられる内容だった。原作も難解だったが、文字は文字なりのさらなる広がりが感じられた記憶が強いので、もう一度読んでそれに浸ってみたい。



(2022.8.26 追記)
 原作を読み返してみた。やはりいい。
それほど長編ではなく、むしろ短編集の中の一遍なので、映画はいくつかのシーンをふくらませてあることになる。主人公が異星人との初対面でドキドキする場面や、爆発のシーンなどがそうだろうか。

そして再々度映画を見返した。
タグ:映画

10月16日 映画「スター・トレック」 [2021年 日記]

特に録画予約を入れようとも思わなかった有名映画だが、チャンネルを合わせたら始まっていたのでつい途中から見始めてしまった。そして意外に面白くなって最後まで。

ものものしくミスタースポックが登場するあたりから、副船長が機械の異星人と合体して新しい生命が誕生するまで、絶妙な構成でストーリーに引き込まれた。年代が古く、ボイジャーと言われて最近の若い人は何のことかわからないだろうが、ビジャーからの展開は面白かった。

人間が宇宙へ乗り出す意欲の原動力とは、新たな知性と出会いたい、に違いない。
タグ:映画

9月29日 映画「バイオハザード2 アポカリプス」 [2021年 日記]

ずいぶんゲーム版にはハマったが、映画も何作も制作されていて大ヒット。

ミラジョボビッチのスーパーヒーローぶりはもう面白いくらいだが、ジル役のシエンナギロリーの、戦闘なのに肌もろだしという衣装にはもっと笑ってしまう。せっかくモデル体型をキャスティングしたのでゲームのキャラクターのイメージピッタリにしました!ですね。見ているほうもそれでよいのだから誰も文句はないでしょう。調べてみたら、本人もゲーム版のジルの動きをしっかり研究したらしい。道理で。


タグ:映画

9月2日 映画「ロード オブ ザ リング 二つの塔」 [2021年 日記]

久しぶりにファンタジー的な映画を見た。さまざまな登場人物、民族、明快なストーリー。
殺される命の数にしたら相当なものになるのは明らかだが、なぜかその事は置き去りにしてもよさそうな気になる。けんかは男子の本質的なところをくすぐるようだ。

ドワーフ、エルフ、塔、洞窟、、、ドラクエの世界かと思えるような舞台がまたいいね。

もう一昔前の映画になってしまったが、出演俳優たちはどうしているだろう。
タグ:映画

8月12日 映画「ブレードランナー2049」 [2021年 日記]

1作目と比較するのも無粋なことだが、どちらも優劣つけがたい名作だ。
3時間以上あるので見始めるのにやや勢いがいる。

レプリカントを通して人間というものを描いているのは1作目と共通している。フィリップKディックの原作も確かそうだった。

最終局面で、主人公がデッカード、つまり人間を危機から救う。その危機もレプリカントが引き起こしているものだから、レプリカントの中でも葛藤が起きているわけだ。

単純なロボットと人間との違いは何か。SFに興味が無い人、現実重視な人などにはまったくそそられないテーマだろう。

タグ:映画

8月8日 山に登る理由 [2021年 日記]

山に登る理由を、歩きながら幾度となく考えてきた。

そこに山があるから、と言い切ることも出来ず、頂上が気持ちいいからだけじゃないのはとうの昔にわかっていた。スポーツと割り切る事は自分には出来ず、ましてや景色の良さ、自然との同化、それだけじゃないよな、と。人に説明できるような理由はいまだに思いつかない。

ここのところ一人で黙々と歩くタイプの登山を重ねていた中、これかなという候補が2つも現れた。

ひとつめ。
これは年齢を重ねたものだけが実感できる、重力への抵抗なのかも。
毎日鏡を見ては垂れていく皮膚に、女性でなくともがっかりする事が多くなる。
土地もそう。
尖った稜線は風雨にさらされ日光や温度変化にさらされ、重力に従ってなだらかになっていく。
山が高ければ高いほど下へ引きずり下ろしてやろうという力は強く働く。
逆に言えば、山は重力や自然環境に逆らってその高さを維持しているのだ。
そこに共感というか尊敬というか好意を抱くことは、同じ重力に捕らえられている人間にとっては自然なことではないか。

ふたつめ。
3月の冷たい雨の日。身体は濡れ、寒風に体温を持って行かれ、急登で心臓も苦しかった。

頂上から風下に少し回り込んで昼食。鼻水が落ちるのを構う気にもならず、濡れて冷たい弁当を流し込む。身体は寒さで縮こまって固まり、帽子からしずくがしたたる。
冷えて固まった白ごはんを割りながら、山に登るのは惨めになるため、というのがしっくり来るのに気づいた。
仕事でも生活でも、何でも経験済みで予測ができ、うまくやれる余裕。快適な暮らしを追求して作り上げてきた日々のルーチン。

そこから逸脱して惨めにならないといけないのだ。恐怖を感じ、自信を喪失し、たたきのめされないといけないのだ。快適ボケで年月を重ねていくとろくなことはないと、どこかで脳が司令を出しているのだ。

7月14日 映画「キリングフィールド」 [2021年 日記]

東南アジアの戦争映画、くらいの認識で見始めた。

内容はカンボジア内戦の話で、軍人目線ではなく米人ジャーナリストの体験記。予想に反して主な登場人物で殺される人は少なかった。

しかしそれでも血の色は随所に出て来る。後半はほぼダブル主演のカンボジア人ジャーナリストの脱出シーンが連続する。それがラストのカタルシスにつながる。

映画を見終えた後にはいつも色々とネットで検索したくなるが、このあと検索する単語は「クメールルージュ」に間違いない。

サウンドトラック担当はマイクオールドフィールド。もう少し彼の本領が前面に出ていても良かったかも。

1984年の映画なのでエンドではカンボジアの苦難は続いている、となっている。そんな状況の中でよくぞ製作したものだ。

タグ:映画

7月7日 映画「荒野の七人」 [2021年 日記]

いいなあ、西部
いいなあ、ガンマン

若かりし頃の輝かしい映画スターが続々出て来るではないか。ユルブリンナー、スティーブマックイーン、ロバートボーン、ジェームズコバーン、、、文句なし皆カッコいい。ユルブリンナーの立ち姿歩き姿、所作、ジェームスコバーンのスラリとした体型、チャールズブロンソンの表情、男っぽさ、男優たちの発声。

はるか昔に作られた映画だけれど、今見ても充分に楽しめる。
タグ:映画

6月27日 映画「私の頭の中の消しゴム」 [2021年 日記]

珍しく韓国映画。題名を耳にしたことがあった。

韓国美男と美女の切ないラブストーリー。

演技にもお国柄はもちろんあるとはいえ、嘆き悲しむシーンがオーバーに感じるのも「恨」に通じるところだろう。
最後近くのコンビニシーンで一人誰かわからない女性がいたが、編集されたものを見てしまったのか。それともあの人だったのか。そんな感じでいろいろつじつまがどうなのという部分がありそうだがそこは置いておく。

アルツハイマー病とはなんとおそろしい病気だろう。世の中にはできるなら身の回りに降りかかって来て欲しくない物がたくさんある。降りかかられた人もいる。そんな災禍を知らない人もいる。怖がってる人もいる。気にしないようにしている人もいる。


タグ:映画

5月25日 世界 [2021年 日記]

 その男の、がさつで下品な食べ方を見かけたのはイートインで。人間、好ましく思わないものは長々とは見つめないので、ほんの一瞬だけ視界の中央にそれが餌を食っているさまを捉えた、と言ったほうがいい。

身なりは薄汚れた作業着で明らかに労働者風。どうせ一番安くて腹がたまるものを食ってるのだろう。昼どきだったので作業の合間に腹を満たしに来たのだろうか。自分の餌を横取りされる心配は皆無なのにハイエナのようにあたりをキョロキョロ見回しながら猫背で食っている。イートインコーナーに入ってすぐの席に座っているので、通行の邪魔になっているではないか。奥にはたくさんの空席があるというのに。こんな人間は目先だけしか見えてないから最初に目に入った椅子にすぐ座ったのだろう。ひるがえって、俺は広い視野を持ってるから全体を見渡して、一番換気のいい、人通りの少ない邪魔になりにくい席に座っているぞ。しっかり30回は噛んで、正しい姿勢で、落ち着いてきれいに食事をしてるぞ。


 別の日、仕事で会った業者の方。

下請けに当たるので立場は弱いが、いやな顔ひとつせずにこちらの無理難題を真剣に聞いてくれた。契約には書かれてないと言われればこちらとしては何も言えないところ。いざ作業の段階になってはじめて湧き上がってくる変更点や修正点はどこの現場でもあるのではないだろうか。恐る恐る相談してみるとこころよく変更に応じてくれた。本当にありがたい。さして若くもない年齢とみたが、薄緑色の作業服が汚れるのも気にせず、ほこりのたまった床下に潜り込んで手直ししてくれた。テキパキとした作業で、しかもこちらが本来やらなければならない事も率先してやってくれたりして、実に楽。予定されていた作業時間よりかなり早く終わった。思いがけず余った時間で別の仕事も出来た。やっぱり日本を支えているのはこういう立派な労働者たちなんだろうな。


この2人の労働者。同じ人物であったとしても何の不思議もないことに気づいた。

4月3日 映画「ライムライト」「黄金狂時代」 [2021年 日記]

「ライムライト」

チャップリン映画を観るのはほとんど初めてに近いと思う。あまりにも有名であまりにも多くの人が影響を受けていて。中盤涙ぐみそうになるシーンもあり予想外に見入ってしまった。

コメディシーンも多くあるが全編通して老主人公の悲哀が感じられる。若い女性に求婚されるほど好かれ、ひどく仲が悪い人も居ず(おそらく)、身体も動き、酒も呑め。単純に考えれば人生に哀しみを感じる必要がなさそうな人生。だからこそ哀しみが際立つ。

映像がモノクロだったのかカラーだったのか、横長だったのか正方形に近かったのか、見終わった後では思い出す必要も感じない。チャップリンのことや共演者のことを少し調べてみたくなった。

Theatreという綴りやイギリス訛りの英語、ユーモア、クラシックバレーや馬車、紳士淑女が行く劇場公演。紅茶のカップ。どれもこれもひととき一昔前のロンドンに行ったような気にさせてくれて良かった。


「黄金狂時代」

無声映画に音楽とナレーションを重ねたものらしい。ドリフターズの笑いの原点が随所に現れる。

表情アップで魅せる昨今の映画ではなく動きが主体なせいか、やや引いて見ている感じを受けるのは仕方ない。それでもこの映画を公開された当時に見ていたら相当仰天していただろう。

自らの悲しい事を忘れさせてくれる種類の映画だ。

タグ:映画

4月2日 映画「羊たちの沈黙」 [2021年 日記]

娯楽映画なので楽しんで見ることができた。とは言え猟奇殺人犯を追うFBI捜査官の話なので、気楽に考え込まずに見れたと表現した方が誤解がないだろう。

最初にこの映画を見たのは20年以上前で、当時はこういった心理分析ものが少しだけ、書籍含めてトレンドになった。今見ても全然古めかしく感じることなく楽しめる。ああ、あの頃は携帯電話が普及してなかったんだとは思ったが。

原作も読んだことがある。タイトルにもなっている納屋で羊が鳴いているシーンは、たしかもっとドロドロしてたはず。上司が主人公を性の対象として見たかどうかについては映画ではぼんやりと描写されていただけだったが、原作はもう少しはっきり書かれていたような。ジョディフォスターのアップが多いが美しいのでいつまでも見ていられる。

監督はジョナサンデミ。そう言われてみれば、トーキングヘッズのストップメイキングセンスの映像に似ている。眼孔を真っ黒にするライティング、色合いなど。調べてみたらストップメイキングセンスの方が6年も前に作られている。

ただのアクション映画も面白いが、人間心理の機微を描かれるとまた違った面白さがある。
タグ:映画

3月30日 映画「鉄道員(ぽっぽや)」 [2021年 日記]

夕方、時間がぽっかりできたので録画していたこの映画を見た。

さすがの健さん映画、しっとりした情景を背景に人情ばなしがていねいに描かれている。
大竹しのぶの演技もいい。やや唐突なエンディングには驚いたが、まあ結末としてはひとつの選択肢。

やっぱり後半に泣かされる、というか涙があふれるシーンがあった。父親と娘の関係を描いた映画といえば「インターステラ」にも涙腺を刺激された。

鉄道のロマンを表現してくれて嬉しいけれど、もうあと少しなにか魅力を映像で魅せられなかったかと欲が出る。
タグ:映画

2月20日 なごり雪となるか [2021年 日記]

先日は平地でもうっすらと積もるほどの雪模様の天気だった。

それでも夕方は随分と暗くなるのが遅くなり、あちこちで梅の花が咲き乱れ、梅の香りもそこらじゅうに漂っている。そろそろ春の声が聞こえて来そうだ。

最近は、痛めていた足の回復を図り、時間が取れれば散歩をしている。

交通量の少ない、車では絶対入り込まないような細い道を、家々の暮らしぶりを眺めながら歩くのはとても楽しい。ジョギングでは気づかないような物が見えてくる。そして歩く速さなら気になるものがあればいつでも止まって眺められるのもいい点だ。立ち止まらないまでも足取りを遅めてゆっくり考えながら通り過ぎることができる。

いわゆる里山と呼ばれるような、街でも大自然でもないその中間のたそがれ地帯を歩くのが特に楽しい。人の息遣いが見える。人の気配のない家もある。よく手入れされた畑、たまに出くわすネコ。我が家に欲しいと密かに思っている昔ながらの納屋。家畜の気配のする建物などなど。

我が身体で歩ける幸せに感謝をしつつ。

1月26日 映画「ザ・コア」 [2021年 日記]

よくあるハルマゲドン映画。と言ってしまっては何も始まらない。

映画を見て、特にSFものを見た後に思うのは、命を賭して危機を救う崇高な精神にいちいち感動していたらキリがないということ。そもそも物語・フィクションなのだからそれは現実ではないし、そんな人物が歴史上居たわけではない。鑑賞すべきポイントの一つは、いかに現実味をもって見る人に伝えられるよう役者が演じているか、製作されているか、という点ではなかろうか。見る人の心を動かすために。
もちろん崇高な精神に感動して、それをわが身に取り込むことができればいいのだろうがそれほど立派な人間ではないのだ。小心者で自分さえ良ければ、楽に生きて欲が満たされれば満足な人間なのだ。

もう一つ、この手の映画を観て得られるものがあるならば(行為に成果を求めること自体が欲望の表れなのだが)、環境への感謝だ。今の世界環境が少しばかり違っていたらどういったことが起こるのか、常識的には見たり行ったり出来ない場所はどうなっているのか。ハルマゲドン映画ではそんな古来からの人の想像をわかりやすく見せてくれる。

そんなもしもの世界を色々な映画で様々な角度から見ていると、ある認識が腑に落ちて来る。現在の地球環境の絶妙なバランス、人体の巧妙さ加減、生態系の複雑さ加減、様々な事柄が奇跡のような確率で起こり、いま成り立っている。
そして大事なのは、ハルマゲドンや勇敢な登場人物などは作り話なのに対して、この世界の有り難さは現実であるという事だ。

前置きが長くなってしまった。
なんとなく見始めた映画だった。テーマもありふれたものだし。
地球の中心部コアにまさか人を派遣するとは。よく映画化しようと考えたものだ。開始1分から波乱が次々に起こり退屈は全くしない。
先日よく見ているブログで、動力を失った潜水艦が深海に沈み圧壊する状況をこと細かに分析しているテーマの記事を読んだばかりだった。圧力というものの恐ろしさを想像したばかりだった。
そこでは深海せいぜい数100mだったが圧力はすさまじかった。しかるにこの映画では地球の中心部なのでその比ではない。温度の高さも、まあ似たようなものだ。そのあたりの理論武装はないのね、無視すれば楽だもんね、と思いつつ見ていたらちゃんと描写しているシーンがあった。科学的にいちゃもんを付けるようなものでもない。作り話にそれは嘘だと突っ込むようなものだ。
登場人物のグループから一人ずつ使命のために犠牲になっていくお決まりの流れだが、いけ好かない物理学者という早々に消えていくタイプの人物が割と後半まで生きていたのは演技力を見せたかったのかと勘ぐったりもした。
変哲のないロック演奏に乗せてエンドロールが流れる。B級?でもまあまあ面白かった。少しだけ冒険して戻ってきたような夢を見せてくれた時間だった。

タグ:映画
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