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11月30日 映画「プロメテウス」 [2023年 日記]
かなり面白かった
最近のSF映画に多い、作り込まれてて何度も見なければ理解できないような凝った構成ではなく、
ファーストコンタクトもの映画の基本的な筋書きに沿っているので明快だ
「エイリアン」を知っているからそう思う部分も多いかもしれない
ところどころ「エイリアン」の原点だぞというシーンがやや露骨過ぎるシーンもあるが、それを補って余りあるストーリー展開だった
ただ、最初の原始人類?が滝の上で砕け散るシーンの意味するところがまだ理解できていないが、それをあれこれ想像するのもこれからの楽しみだ
2012年製作だから「エイリアン」からは30年以上経っている。リドリースコットが大監督となり時が経ち、周囲からの前日譚製作の要望を聞いて撮ったのだろうかなどと考えながら観た
主役の女性博士は初見だったがちょっとシガニーウィーバーに似てないこともない。ハードな役どころをしっかりこなしている
ロボットのデイビッドが首を引きちぎられるのにはまたか、との既視感もあったが最後までいい役なのか悪役なのかわからないところがよかった。その点では前半に出てきた社会的でない地質学者もそうだし、それよりなにより、原始人類?でさえそうだ
デイビッドとロボットといえば「2001年宇宙の旅」を思い出してしまうがそんな意図もあるかもしれない
「エンジニア」は何かを作る人、ならば我々人類を作った存在を「エンジニア」と呼べるのも確かに。
安易に神と呼ばないがゆえに「会う」ことができる夢をみせてくれる
それに、「エンジニア」が我々を作ったのに破壊しようとするのはなぜか、という哲学的なテーマも提供してくれるサービスまでついている
さらに言えば、どこかにあった2機目の宇宙船で彼らの母星へ旅立つ主人公のその後は?想像すると楽しいしわくわくする
最近のSF映画に多い、作り込まれてて何度も見なければ理解できないような凝った構成ではなく、
ファーストコンタクトもの映画の基本的な筋書きに沿っているので明快だ
「エイリアン」を知っているからそう思う部分も多いかもしれない
ところどころ「エイリアン」の原点だぞというシーンがやや露骨過ぎるシーンもあるが、それを補って余りあるストーリー展開だった
ただ、最初の原始人類?が滝の上で砕け散るシーンの意味するところがまだ理解できていないが、それをあれこれ想像するのもこれからの楽しみだ
2012年製作だから「エイリアン」からは30年以上経っている。リドリースコットが大監督となり時が経ち、周囲からの前日譚製作の要望を聞いて撮ったのだろうかなどと考えながら観た
主役の女性博士は初見だったがちょっとシガニーウィーバーに似てないこともない。ハードな役どころをしっかりこなしている
ロボットのデイビッドが首を引きちぎられるのにはまたか、との既視感もあったが最後までいい役なのか悪役なのかわからないところがよかった。その点では前半に出てきた社会的でない地質学者もそうだし、それよりなにより、原始人類?でさえそうだ
デイビッドとロボットといえば「2001年宇宙の旅」を思い出してしまうがそんな意図もあるかもしれない
「エンジニア」は何かを作る人、ならば我々人類を作った存在を「エンジニア」と呼べるのも確かに。
安易に神と呼ばないがゆえに「会う」ことができる夢をみせてくれる
それに、「エンジニア」が我々を作ったのに破壊しようとするのはなぜか、という哲学的なテーマも提供してくれるサービスまでついている
さらに言えば、どこかにあった2機目の宇宙船で彼らの母星へ旅立つ主人公のその後は?想像すると楽しいしわくわくする
タグ:映画
11月29日 ジョギング、温泉、サウナ [2023年 日記]
11月20日 映画「バグダッド カフェ」 [2023年 日記]
何十年ぶりかに見たので、前回の記憶はほとんどない。
1987年製作、36年も昔の映画か、しかし今の風景と言われても納得しそうな自分は時代遅れか。
見た直後にこれを書いているのでどうしても最後のシーンが印象に強く残ってしまう。
なぜブレンダ?と誰もが思うだろう
男女の恋愛よりも大切な友情を強調したかったのか
その少し前に、帰ってきた夫とブレンダが抱擁するシーンは、では何なのか
この夫婦の婚姻関係はどう考えても続くと考えられる
ジャスミンは冗談で言ったのか
ビザが切れたらまたドイツに帰るつもりなのか
そうか、人々の心に優しさが戻ったからもう自分は引き下がるつもりなのかもしれない
ではなぜ彼女はここに留まって人々から優しさを引き出そうとしたのか
すさんだ自分の夫婦関係に、自分が嫌になっていた
そんな自分を救うためでもあった
というのはどうかな
p.s.
大きな見間違いをしていた
最後のセリフは「ブレンダと相談するわ」だった
「ブレンダと結婚するわ」と勘違い
いかにアメリカが人権について進んでいても、この時代に同性結婚はまだなかろう
むむむ、とすると割とハッピーな終わり方
ルディよ、これが男女関係の辛辣さだ、と思っていたのはいずこへ解消すればいいのやら
1987年製作、36年も昔の映画か、しかし今の風景と言われても納得しそうな自分は時代遅れか。
見た直後にこれを書いているのでどうしても最後のシーンが印象に強く残ってしまう。
なぜブレンダ?と誰もが思うだろう
男女の恋愛よりも大切な友情を強調したかったのか
その少し前に、帰ってきた夫とブレンダが抱擁するシーンは、では何なのか
この夫婦の婚姻関係はどう考えても続くと考えられる
ジャスミンは冗談で言ったのか
ビザが切れたらまたドイツに帰るつもりなのか
そうか、人々の心に優しさが戻ったからもう自分は引き下がるつもりなのかもしれない
ではなぜ彼女はここに留まって人々から優しさを引き出そうとしたのか
すさんだ自分の夫婦関係に、自分が嫌になっていた
そんな自分を救うためでもあった
というのはどうかな
p.s.
大きな見間違いをしていた
最後のセリフは「ブレンダと相談するわ」だった
「ブレンダと結婚するわ」と勘違い
いかにアメリカが人権について進んでいても、この時代に同性結婚はまだなかろう
むむむ、とすると割とハッピーな終わり方
ルディよ、これが男女関係の辛辣さだ、と思っていたのはいずこへ解消すればいいのやら
タグ:映画
10月4日 ブログ「ファウンデーション」を作成 [2023年 日記]
新しく、ブログ「ファウンデーション」を作成した
これはアイザック・アシモフ著のSF小説「ファウンデーション」の3部作の人物相関図を公開するために作ったもので、細かい修正があれば改版していくつもり
ことの発端はAppleTVでオリジナルドラマ「ファウンデーション」を見て感動したこと、その後また原作を読んで理解が深まったこと、それらを踏まえて多数の登場人物の相関図を作りたくなったこと、という流れ
原作を再度読んでみて、ドラマ版ではストーリーや登場人物がかなり変更されていることに気づいた
これはどちらがいいというものでもなく、ベースが共通な2種類の物語とでも解釈しておけばいいのではなかろうか
ドラマでは視覚に訴える格好良さや没入感が楽しめ、小説では自分の想像力を広げられる自由さを与えられた
この素晴らしい作品を残してくれたアイザック・アシモフ氏、および出版やドラマ関係者の方々に感謝したい
これはアイザック・アシモフ著のSF小説「ファウンデーション」の3部作の人物相関図を公開するために作ったもので、細かい修正があれば改版していくつもり
ことの発端はAppleTVでオリジナルドラマ「ファウンデーション」を見て感動したこと、その後また原作を読んで理解が深まったこと、それらを踏まえて多数の登場人物の相関図を作りたくなったこと、という流れ
原作を再度読んでみて、ドラマ版ではストーリーや登場人物がかなり変更されていることに気づいた
これはどちらがいいというものでもなく、ベースが共通な2種類の物語とでも解釈しておけばいいのではなかろうか
ドラマでは視覚に訴える格好良さや没入感が楽しめ、小説では自分の想像力を広げられる自由さを与えられた
この素晴らしい作品を残してくれたアイザック・アシモフ氏、および出版やドラマ関係者の方々に感謝したい
10月3日 乗り換え [2023年 日記]
この季節のカマキリを見かけると哀しさにおそわれる
鋭いカマとにらみつける眼力の、夏のギラギラした攻撃性はなりをひそめ、移動するのにもやっとのような弱々しさ
けれども身体は初夏より一段と大きくなっている、と言うか、ふやけている
子孫を残して、自分の生命の中でやらなければならないことは、終わった
子が親を見る視線もそんなものかと思う
自分を育て終わって、あとは老いていくばかりの親
ごはんを食べてダラダラと過ごし生産的なことはせず、何のために生きているのだろう、と
子には、親が子育てにいちばん奮闘していた頃の記憶は無いのだからしかたない
子孫を残して大きくしたのだから、やらなければならないことは、もう、終わった
古代から未来へ連綿と続く遺伝子の乗り物が別のものに乗り換えられるだけだ
鋭いカマとにらみつける眼力の、夏のギラギラした攻撃性はなりをひそめ、移動するのにもやっとのような弱々しさ
けれども身体は初夏より一段と大きくなっている、と言うか、ふやけている
子孫を残して、自分の生命の中でやらなければならないことは、終わった
子が親を見る視線もそんなものかと思う
自分を育て終わって、あとは老いていくばかりの親
ごはんを食べてダラダラと過ごし生産的なことはせず、何のために生きているのだろう、と
子には、親が子育てにいちばん奮闘していた頃の記憶は無いのだからしかたない
子孫を残して大きくしたのだから、やらなければならないことは、もう、終わった
古代から未来へ連綿と続く遺伝子の乗り物が別のものに乗り換えられるだけだ
9月21日 朝晩は過ごしやすく [2023年 日記]
今日の雨の後、吹く風が涼しく感じられた。今シーズン初めてだ。
熊本市では藤崎宮のお祭りが終われば、例年そうなる時期なのだが今年は数日だけ遅れた。
大きな台風も今のところ今年は来ておらず、真夏の暑さが際立っていた。
年齢を重ねると懐が広くなっていろいろな事が受け入れられるようになると思っていたが、
こと身体は懐が広くなってはいない。年々暑さに閉口するばかり。
熊本市では藤崎宮のお祭りが終われば、例年そうなる時期なのだが今年は数日だけ遅れた。
大きな台風も今のところ今年は来ておらず、真夏の暑さが際立っていた。
年齢を重ねると懐が広くなっていろいろな事が受け入れられるようになると思っていたが、
こと身体は懐が広くなってはいない。年々暑さに閉口するばかり。
8月24日 映画「地獄の黙示録」 [2023年 日記]
どうやら自分はマーロンブランドの演技が、たたずまいが好物のようだ。
コッポラ監督とマーロンブランドの映画「ゴッドファーザー」に感動したのも記憶に新しい。
この映画、出ている役者も知らずに見始めた。
あごが割れてないがなー、と思いつつチャーリーシーンの名前を思い出しつつ、
あっ、イージーライダーの彼だ!とか、
このサーフィン付きの軍曹はどこかで見たことあるなとか、
ベトナム戦争ものの映画はある程度の数を見てきたけれど、幸いというか
戦闘シーンそのものを見せ場にあげているような映画にはまだ当たっていない
フランス人のプランテーションとベトナム戦争当事者との関わりも初めて見る気がする。
マーロンブランドの話に戻ると、役として出てくるのは映画の後半もだいぶ過ぎた頃、
まあ、写真では冒頭から出ているのでくるぞくるぞという感じ
スキンヘッドに絶妙な照明で、表情のごく一部しか見えないのもいい演出
あのエピソードはどんな意味を持つのか、何を語っているのか、
あとあとまで頭に浮かんでくるシーンが多いというのは、いい映画だったという証だろう
コッポラ監督とマーロンブランドの映画「ゴッドファーザー」に感動したのも記憶に新しい。
この映画、出ている役者も知らずに見始めた。
あごが割れてないがなー、と思いつつチャーリーシーンの名前を思い出しつつ、
あっ、イージーライダーの彼だ!とか、
このサーフィン付きの軍曹はどこかで見たことあるなとか、
ベトナム戦争ものの映画はある程度の数を見てきたけれど、幸いというか
戦闘シーンそのものを見せ場にあげているような映画にはまだ当たっていない
フランス人のプランテーションとベトナム戦争当事者との関わりも初めて見る気がする。
マーロンブランドの話に戻ると、役として出てくるのは映画の後半もだいぶ過ぎた頃、
まあ、写真では冒頭から出ているのでくるぞくるぞという感じ
スキンヘッドに絶妙な照明で、表情のごく一部しか見えないのもいい演出
あのエピソードはどんな意味を持つのか、何を語っているのか、
あとあとまで頭に浮かんでくるシーンが多いというのは、いい映画だったという証だろう
タグ:映画
8月14日 雑草との戦い [2023年 日記]
今年の家庭菜園はなんとか夏野菜が獲れている。
おととしまでは苗を植えても根付きさえせず、枯らすだけの虚しい繰り返しだった。
ハマスゲという球根で広がる雑草が一面にはばをきかせているので、それが原因なのはほぼ確定だったが、その対策をどうすればいいかがわからなかった。春先から手で抜くという地道な作業を何年も続けてきたが夏にはとても追いつかず、身体も疲れるしで秋にはかなりの量がはびこり、従って球根が栄養を溜め込むという一年の繰り返し。
去年、ビニールマルチで覆ったら勢力が弱まるのではないか、と実行してみたら効果抜群だった。
隙間に生えたり、ビニールを突き破って出てくる個体もわずかにいるが、一大勢力の勢いを削いだのは間違いない。今年もマルチを張ったが、土が出ているところにもあまり生えてこず、植えた野菜は元気とは言えないものの、なんとか成長して実をつけてくれる株もある。トマト、オクラがいい。以前からあるブルーベリーの収穫量がはんぱなく多いのも雑草の勢いが弱まったからなのだろうか。
環境にはやさしくないビニール製品を使い捨てすることには、けれども気がひける。
ハマスゲとの戦いはまだ続きそうだ。
おととしまでは苗を植えても根付きさえせず、枯らすだけの虚しい繰り返しだった。
ハマスゲという球根で広がる雑草が一面にはばをきかせているので、それが原因なのはほぼ確定だったが、その対策をどうすればいいかがわからなかった。春先から手で抜くという地道な作業を何年も続けてきたが夏にはとても追いつかず、身体も疲れるしで秋にはかなりの量がはびこり、従って球根が栄養を溜め込むという一年の繰り返し。
去年、ビニールマルチで覆ったら勢力が弱まるのではないか、と実行してみたら効果抜群だった。
隙間に生えたり、ビニールを突き破って出てくる個体もわずかにいるが、一大勢力の勢いを削いだのは間違いない。今年もマルチを張ったが、土が出ているところにもあまり生えてこず、植えた野菜は元気とは言えないものの、なんとか成長して実をつけてくれる株もある。トマト、オクラがいい。以前からあるブルーベリーの収穫量がはんぱなく多いのも雑草の勢いが弱まったからなのだろうか。
環境にはやさしくないビニール製品を使い捨てすることには、けれども気がひける。
ハマスゲとの戦いはまだ続きそうだ。
7月8日 大量のブルーベリーが獲れた [2023年 日記]
7月1日 映画「博士の異常な愛情」 [2023年 日記]
今年も半分を過ぎ後半に入った
スタンリーキューブリック監督作ということで見てみた
副題は、または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
結果、ストーリーは頭に入ったものの、テーマだとか題名だとかよくわからない部分も多かった
キャスティングは良かったがピーターセラーズだとどうしてもピンクパンサーのイメージが頭から離れない。ピンクパンサーよりもこの映画が早いかな?
と、調べてみてビックリ
かなり驚いた
ひとり3役?しかも主役級の大統領も博士も!
やられた
いやもしかするとこの俳優のうまさを見せるための映画だと思えなくもなくなってきた
少なくとも見どころの大きなひとつだ
3人の全く異なる性格を見事に演じ分けている
ブラックコメディというジャンルに分けられているが、笑うような内容ではとてもなくシニカルで、あるかもなと思わせる状況が多々
この映画で何を言いたかったのか、東西冷戦の当時ならわかっただろうか
スタンリーキューブリック監督作ということで見てみた
副題は、または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
結果、ストーリーは頭に入ったものの、テーマだとか題名だとかよくわからない部分も多かった
キャスティングは良かったがピーターセラーズだとどうしてもピンクパンサーのイメージが頭から離れない。ピンクパンサーよりもこの映画が早いかな?
と、調べてみてビックリ
かなり驚いた
ひとり3役?しかも主役級の大統領も博士も!
やられた
いやもしかするとこの俳優のうまさを見せるための映画だと思えなくもなくなってきた
少なくとも見どころの大きなひとつだ
3人の全く異なる性格を見事に演じ分けている
ブラックコメディというジャンルに分けられているが、笑うような内容ではとてもなくシニカルで、あるかもなと思わせる状況が多々
この映画で何を言いたかったのか、東西冷戦の当時ならわかっただろうか
タグ:映画
6月24日 夏至を過ぎて [2023年 日記]

なぜかトラックアプリが保存してくれていなかったので、帰ってから走ったルートを引いてみた。
四季の里旭志近くから林道を北へ往復。
7km,1時間、キロ8分30秒。なかなか暑くて汗がだらだら。熱中症の心配もした。
太陽は雲に遮られてはいたものの流石に夏至の高さから照らされると暑い。おまけに小さな虫が顔のまわりを飛び交ってうっとうしい。鞍岳の中腹をトラバースする車道なので熊本平野方面の景色が良さそうなものだが、意外に木や草で展望がない。
けれどところどころに鮮やかな青のアジサイが咲いていて楽しませてくれた。
倒れずに出発点まで戻れそうな地点で折り返し、来た道を戻る。100m近く下ってきたので帰りは上りだ。車の往来は極端に少なくて走りやすかった。1時間で車2台とバイク3台グループとすれ違ったのみ。
車に戻るとアイスクリーム目指してすぐに走り出し、無事に旭志のコンビニでおいしいクッキーバーにありつけた。めでたし。
これからの季節、暑くてなかなか走るには厳しくなっていく。が、それも9月頃までの3ヶ月くらい。
6月4日 島原半島を一周 [2023年 日記]
いつも手近なショートトリップには東の阿蘇方面へ行くが、今日は趣向を変えて西の島原へ行ってみた
島原半島を一周グルッと巡った
道すがらの看板にわからない単語があったり、畑の畝に石積みが多かったり、そもそも土の色が赤っぽかったり、やはりいつもと違う土地は刺激がある
島原港からは、晴れた夕空にシルエットで眉山が迫っている
フェリーが動き出して海に出ると、その背後から雲仙普賢岳がヌッと異様な山容を現してくる
平成の大噴火前の雲仙は穏やかな丸い山容をしていた
熊本県のどこから見ても今のような尖った山頂の形ではなかった
コピー用紙を当てたらスパッと切れそうな普賢岳のてっぺん
見ようによっては地獄絵図に描かれた針の山のようにも見える
極めて特徴的だ
尖った山といえば阿蘇の根子岳が浮かぶがそれよりも鋭角的だ
フィッツロイかミディかという鋭さだ、最上部だけだが
なぜこんなに尖った形に目を惹かれるのだろうと考えた時、それは国内の山では珍しいからだと気づく
多くの山は大昔に山体を形成しているのでそれからの長い年月、風化にさらされて多かれ少なかれ丸みを帯びた形をしている
たとえ尖った山でも究極のてっぺんはやはりいくぶん削られているし、人が立てるようにそうされているとも言える
雲仙普賢岳はそれらとは違い、風化の影響はほぼ無く、人ももちろん近づけない
だから自然が作った形を生々しくさらしている
何十人もの命を奪ったあの事故も、眺めるときにはどうしても思い出してしまい、
住んでいる人には申し訳ないが恐ろしい山に、今は見える
島原半島を一周グルッと巡った
道すがらの看板にわからない単語があったり、畑の畝に石積みが多かったり、そもそも土の色が赤っぽかったり、やはりいつもと違う土地は刺激がある
島原港からは、晴れた夕空にシルエットで眉山が迫っている
フェリーが動き出して海に出ると、その背後から雲仙普賢岳がヌッと異様な山容を現してくる
平成の大噴火前の雲仙は穏やかな丸い山容をしていた
熊本県のどこから見ても今のような尖った山頂の形ではなかった
コピー用紙を当てたらスパッと切れそうな普賢岳のてっぺん
見ようによっては地獄絵図に描かれた針の山のようにも見える
極めて特徴的だ
尖った山といえば阿蘇の根子岳が浮かぶがそれよりも鋭角的だ
フィッツロイかミディかという鋭さだ、最上部だけだが
なぜこんなに尖った形に目を惹かれるのだろうと考えた時、それは国内の山では珍しいからだと気づく
多くの山は大昔に山体を形成しているのでそれからの長い年月、風化にさらされて多かれ少なかれ丸みを帯びた形をしている
たとえ尖った山でも究極のてっぺんはやはりいくぶん削られているし、人が立てるようにそうされているとも言える
雲仙普賢岳はそれらとは違い、風化の影響はほぼ無く、人ももちろん近づけない
だから自然が作った形を生々しくさらしている
何十人もの命を奪ったあの事故も、眺めるときにはどうしても思い出してしまい、
住んでいる人には申し訳ないが恐ろしい山に、今は見える
5月30日 梅雨入り [2023年 日記]
先日、梅雨入りした
予想外に早くて、と言うか梅雨入りの到来を意識していなかった。うららかな春を楽しみそびれた気がする。毎年そんなもんだ
雨がずっと降らず乾いた土ぼこりが少々うらめしくなってきていたところに、水分がキューンとしみていく
軒裏を伝う雨のしずくを見ていると、生物の起源となった水というものに親しみを感じる
そこから生物が生まれてきた母体、水
宇宙のごくごく一部にしか存在しない成分
おそらくあと1週間もすれば、もう雨うんざりと思っていそう
予想外に早くて、と言うか梅雨入りの到来を意識していなかった。うららかな春を楽しみそびれた気がする。毎年そんなもんだ
雨がずっと降らず乾いた土ぼこりが少々うらめしくなってきていたところに、水分がキューンとしみていく
軒裏を伝う雨のしずくを見ていると、生物の起源となった水というものに親しみを感じる
そこから生物が生まれてきた母体、水
宇宙のごくごく一部にしか存在しない成分
おそらくあと1週間もすれば、もう雨うんざりと思っていそう
5月23日 音楽の好み [2023年 日記]
動画サイトで、毎月のナンバーワンヒット曲を1980年から近頃まで連続でまとめたものを見た。
毎月1曲で年に12曲、それが40年として500曲近くになる。もちろん1曲1曲はごく短く編集されていて、全体で50分だから1曲あたり6秒くらいになる。アメリカのヒットチャートだろうか。
最初の1980年代はほとんど知ってる曲ばかり、懐かしさで思わず引き込まれてしまって、なんとなく最後まで見ることになったのだが、驚いたのは1997年頃を境にまったく知らない曲ばかりになったこと。はっきりと。
理由については一身上の変化に覚えはあるもののそれだけではない。
単に、昔の曲は良かったと言って終わるものでもない。
時代だと言ってしまえばそれだけだが、なにか音楽を作る、歌う、奏でる人たちの表現したいことが変わってきたのではないかと思う。だから表現方法も自然に変わるし、従って聞き手の取り方も変わる。
歌という一面だけでそうなのなら、世代の変化というのはとても大きなうねりだ、少しずつ変わるから変わっていることに気づきにくいけれど。まるで大河の流れの狭い範囲を見ていると大きな流れに気づかないように。毎日会っている人の変化は気づきにくく、久しぶりにあった人はすぐ気づくように。
先日は運動公園を2周と少しで4kmのジョギング。キロ7分。まだひどい暑さではなく、夕方には涼しい風も通り、気持ちよく走ることができる。
毎月1曲で年に12曲、それが40年として500曲近くになる。もちろん1曲1曲はごく短く編集されていて、全体で50分だから1曲あたり6秒くらいになる。アメリカのヒットチャートだろうか。
最初の1980年代はほとんど知ってる曲ばかり、懐かしさで思わず引き込まれてしまって、なんとなく最後まで見ることになったのだが、驚いたのは1997年頃を境にまったく知らない曲ばかりになったこと。はっきりと。
理由については一身上の変化に覚えはあるもののそれだけではない。
単に、昔の曲は良かったと言って終わるものでもない。
時代だと言ってしまえばそれだけだが、なにか音楽を作る、歌う、奏でる人たちの表現したいことが変わってきたのではないかと思う。だから表現方法も自然に変わるし、従って聞き手の取り方も変わる。
歌という一面だけでそうなのなら、世代の変化というのはとても大きなうねりだ、少しずつ変わるから変わっていることに気づきにくいけれど。まるで大河の流れの狭い範囲を見ていると大きな流れに気づかないように。毎日会っている人の変化は気づきにくく、久しぶりにあった人はすぐ気づくように。
先日は運動公園を2周と少しで4kmのジョギング。キロ7分。まだひどい暑さではなく、夕方には涼しい風も通り、気持ちよく走ることができる。
5月15日 川の流れと川風 [2023年 日記]
雨の日が少し続いて、体調もそれほど芳しくなかったのもあり、土曜もずっと在宅で過ごした。さすがに晴れた日曜の午後には外の空気を吸いに出かけたくなった。
阿蘇から流れてくる水、清流とは決して言えないが昔川遊びしたような緑色の流れ。
上流へ向かう風はやや強めで、このごろ急に強くなってきた日差しに暖められた身体にはちょうど心地よい
水の複雑な流れを見ていると気持ちが落ち着く
思春期を川沿いで過ごしたことが原点だろう
海もいいがスケールが大きすぎて自分を見失ってしまいそうになる
流れの複雑さは川底の地形や水量など様々な要素からそうなっているのだろうが、その複雑さは人為的なものとは正反対、物理法則に従っているだけだ
人にあざとさ、自然に美しさを感じるだけのピュア過ぎる感傷はそろそろ卒業だと思われるが、それでもなお川面を眺めていると落ち着くのだ
5月14日 夏野菜の定植を忘れていた [2023年 日記]
ボーッと例年のようにゴールデンウィークを過ごしていたら、夏野菜を植えるのをすっかり忘れていた。
毎年、ゴールデンウィーク中にあるいはその少し前に定植すると根付きがいいと学習しつつあったのにそれを逃すとはなんたる失敗。残り少ない人生の年数のひとつを棒にふったかもしれない。
今朝までの雨で畑はたっぷり水分を含んで、とても耕せる状態ではない。かと言って、園芸店に走ってとりあえず苗だけ買って、植えずに置いておくわけにもいかない。さてどうしよう。
と言いつつ、多少植えるのが遅れてもなんだかんだちゃんとできるのも知ってる。
毎年、ゴールデンウィーク中にあるいはその少し前に定植すると根付きがいいと学習しつつあったのにそれを逃すとはなんたる失敗。残り少ない人生の年数のひとつを棒にふったかもしれない。
今朝までの雨で畑はたっぷり水分を含んで、とても耕せる状態ではない。かと言って、園芸店に走ってとりあえず苗だけ買って、植えずに置いておくわけにもいかない。さてどうしよう。
と言いつつ、多少植えるのが遅れてもなんだかんだちゃんとできるのも知ってる。
5月10日 映画「スティーブ・ジョブズ」 [2023年 日記]
2度目の鑑賞
1度目はこちら(2018年4月)
やはり2回観ると話の流れや細かい描写が何を言わんとしているのかなどがすんなりわかる。
前回の感想にも書いたが、技術面の話はあまり無く、ビジネス面からのジョブズの軌跡にほとんどの時間を割かれている、人物伝にするとそうなるのか。会社の経営というものに全く興味が湧かないのでそんな感想になってしまう。
若かりし頃の女性関係が少しだけ描かれているのがアクセントになっていい。
相当な変わり者だったのは今回も感じた。iPhoneの素晴らしさを毎日、いや1日に何度も享受できていることに感謝だ。
1度目はこちら(2018年4月)
やはり2回観ると話の流れや細かい描写が何を言わんとしているのかなどがすんなりわかる。
前回の感想にも書いたが、技術面の話はあまり無く、ビジネス面からのジョブズの軌跡にほとんどの時間を割かれている、人物伝にするとそうなるのか。会社の経営というものに全く興味が湧かないのでそんな感想になってしまう。
若かりし頃の女性関係が少しだけ描かれているのがアクセントになっていい。
相当な変わり者だったのは今回も感じた。iPhoneの素晴らしさを毎日、いや1日に何度も享受できていることに感謝だ。
タグ:映画
5月6日 映画「ナイル殺人事件」 [2023年 日記]
映画を見終わってすぐの感想がビビッドで面白い気がするので、エンドロールが終わるか終わらないうちに書き始めた。
映画「ナイル殺人事件」
アガサクリスティー原作、名探偵ポワロが殺人事件を解き明かす。
オリエント急行と同じように殺人現場の近くにいた何人もの人物が動機充分という状況下、見ている方も誰が犯人かまったくわからなくなってきたところで、名推理が輝き始める爽快さ。登場人物の言い回しにヒントを得たり、いろんな人の立ち話を全て覚えていたり、そんな切れ端をつなぎ合わせて真相を解明していく。
想像していたとおり、ナイル川沿岸を観光しながら殺人事件の謎解きが進むというテッパンの設定。思えば後の○×殺人事件と地名の入った映画やドラマはこんな昔から始まっていたのか。1978年製作。
英国貴族社会の風習だったりフランス語が時々入ったりというスパイスもうまく効いている。
ストーリーに素直に没入できて楽しめる娯楽作品に間違いない。
後で考えてみれば、普通に殺す動機があってその人が殺すだけでは見る方が面白くない、素直すぎて、ということの裏返しだろうか。全く予想だにしない真犯人だからこその面白さ、なんだろう。
映画「ナイル殺人事件」
アガサクリスティー原作、名探偵ポワロが殺人事件を解き明かす。
オリエント急行と同じように殺人現場の近くにいた何人もの人物が動機充分という状況下、見ている方も誰が犯人かまったくわからなくなってきたところで、名推理が輝き始める爽快さ。登場人物の言い回しにヒントを得たり、いろんな人の立ち話を全て覚えていたり、そんな切れ端をつなぎ合わせて真相を解明していく。
想像していたとおり、ナイル川沿岸を観光しながら殺人事件の謎解きが進むというテッパンの設定。思えば後の○×殺人事件と地名の入った映画やドラマはこんな昔から始まっていたのか。1978年製作。
英国貴族社会の風習だったりフランス語が時々入ったりというスパイスもうまく効いている。
ストーリーに素直に没入できて楽しめる娯楽作品に間違いない。
後で考えてみれば、普通に殺す動機があってその人が殺すだけでは見る方が面白くない、素直すぎて、ということの裏返しだろうか。全く予想だにしない真犯人だからこその面白さ、なんだろう。
タグ:映画
4月17日 今期はじめて半袖でジョギング [2023年 日記]
白川沿いを6キロほどジョギングした
前回までは長袖だったが今日は半袖、日が照る昼間だったので寒くもなくちょうど良かった
6.7km、46分、キロ6分48秒
毎週のようにカフェで読書をしている
それがここ3ヶ月ほどの習慣になってきた、都合で出来なくなるとちょっと欲求不満のタネになる
読書に適したカフェ、と言うといくらでもありそうだがどうやらそうでもないことが、
幾つかカフェ巡りをしてきてわかってきた
読書に適さないと感じるケースがいくつもあるのだ
椅子が硬い
近くで食事をされて音がしたり匂いが来たり
周りで耳につく音量でおしゃべりされる
店員が横を通るたびに床の振動が伝わる
一番多いのは客で混雑していてゆっくり読書という雰囲気ではないというケースだ
居心地のいいカフェ探しは続く
前回までは長袖だったが今日は半袖、日が照る昼間だったので寒くもなくちょうど良かった
6.7km、46分、キロ6分48秒
毎週のようにカフェで読書をしている
それがここ3ヶ月ほどの習慣になってきた、都合で出来なくなるとちょっと欲求不満のタネになる
読書に適したカフェ、と言うといくらでもありそうだがどうやらそうでもないことが、
幾つかカフェ巡りをしてきてわかってきた
読書に適さないと感じるケースがいくつもあるのだ
椅子が硬い
近くで食事をされて音がしたり匂いが来たり
周りで耳につく音量でおしゃべりされる
店員が横を通るたびに床の振動が伝わる
一番多いのは客で混雑していてゆっくり読書という雰囲気ではないというケースだ
居心地のいいカフェ探しは続く
4月7日 顔の下半分 [2023年 日記]
毎年、この時期になるとテラスのモッコウバラが勢いよく薄い黄色の花をたくさん咲かせる
近くに行くと圧倒的な甘い香りにクラクラしそうになる、虫たちもたくさん集まって飛び回るのに大忙しだ。数がたくさんあるので嬉しいことだろう
けれど咲いている期間はそう長くなく、せいぜい二週間くらいか
花が散って少しばかり見栄えが良くなくなる頃にはもう暑くなってくる、熊本の春は暑かったり寒かったりでちょうどいいというのが少ない
先日はまた運動公園を走った、もう桜は見納め、夕方になると長袖か半袖か迷うような気温だ
時間があったこともあり、4周7.5km、50分、キロ6分45秒
先月からマスクの着用が個人の判断に委ねられるようになった。意外と外さない人も多い
職場ではパッと見たところ半分くらいの人が外すようになった
久しぶりに顔の下半分を見る人もいる、記憶の中の顔と全く同じだったり、マスク期間中に美化しすぎていた人もいたり
今後は、知っているのに初めてお目にかかる顔の人もいることだろう、楽しみだ
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