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6月4日 島原半島を一周 [2023年 日記]

いつも手近なショートトリップには東の阿蘇方面へ行くが、今日は趣向を変えて西の島原へ行ってみた
島原半島を一周グルッと巡った

道すがらの看板にわからない単語があったり、畑の畝に石積みが多かったり、そもそも土の色が赤っぽかったり、やはりいつもと違う土地は刺激がある

島原港からは、晴れた夕空にシルエットで眉山が迫っている
フェリーが動き出して海に出ると、その背後から雲仙普賢岳がヌッと異様な山容を現してくる
平成の大噴火前の雲仙は穏やかな丸い山容をしていた
熊本県のどこから見ても今のような尖った山頂の形ではなかった

コピー用紙を当てたらスパッと切れそうな普賢岳のてっぺん
見ようによっては地獄絵図に描かれた針の山のようにも見える
極めて特徴的だ

尖った山といえば阿蘇の根子岳が浮かぶがそれよりも鋭角的だ
フィッツロイかミディかという鋭さだ、最上部だけだが

なぜこんなに尖った形に目を惹かれるのだろうと考えた時、それは国内の山では珍しいからだと気づく
多くの山は大昔に山体を形成しているのでそれからの長い年月、風化にさらされて多かれ少なかれ丸みを帯びた形をしている
たとえ尖った山でも究極のてっぺんはやはりいくぶん削られているし、人が立てるようにそうされているとも言える

雲仙普賢岳はそれらとは違い、風化の影響はほぼ無く、人ももちろん近づけない
だから自然が作った形を生々しくさらしている

何十人もの命を奪ったあの事故も、眺めるときにはどうしても思い出してしまい、
住んでいる人には申し訳ないが恐ろしい山に、今は見える

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