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5月30日 梅雨入り [2023年 日記]

先日、梅雨入りした

予想外に早くて、と言うか梅雨入りの到来を意識していなかった。うららかな春を楽しみそびれた気がする。毎年そんなもんだ

雨がずっと降らず乾いた土ぼこりが少々うらめしくなってきていたところに、水分がキューンとしみていく

軒裏を伝う雨のしずくを見ていると、生物の起源となった水というものに親しみを感じる
そこから生物が生まれてきた母体、水
宇宙のごくごく一部にしか存在しない成分

おそらくあと1週間もすれば、もう雨うんざりと思っていそう

5月23日 音楽の好み [2023年 日記]

動画サイトで、毎月のナンバーワンヒット曲を1980年から近頃まで連続でまとめたものを見た。
毎月1曲で年に12曲、それが40年として500曲近くになる。もちろん1曲1曲はごく短く編集されていて、全体で50分だから1曲あたり6秒くらいになる。アメリカのヒットチャートだろうか。

最初の1980年代はほとんど知ってる曲ばかり、懐かしさで思わず引き込まれてしまって、なんとなく最後まで見ることになったのだが、驚いたのは1997年頃を境にまったく知らない曲ばかりになったこと。はっきりと。

理由については一身上の変化に覚えはあるもののそれだけではない。
単に、昔の曲は良かったと言って終わるものでもない。

時代だと言ってしまえばそれだけだが、なにか音楽を作る、歌う、奏でる人たちの表現したいことが変わってきたのではないかと思う。だから表現方法も自然に変わるし、従って聞き手の取り方も変わる。

歌という一面だけでそうなのなら、世代の変化というのはとても大きなうねりだ、少しずつ変わるから変わっていることに気づきにくいけれど。まるで大河の流れの狭い範囲を見ていると大きな流れに気づかないように。毎日会っている人の変化は気づきにくく、久しぶりにあった人はすぐ気づくように。

先日は運動公園を2周と少しで4kmのジョギング。キロ7分。まだひどい暑さではなく、夕方には涼しい風も通り、気持ちよく走ることができる。


5月15日 川の流れと川風 [2023年 日記]

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雨の日が少し続いて、体調もそれほど芳しくなかったのもあり、土曜もずっと在宅で過ごした。さすがに晴れた日曜の午後には外の空気を吸いに出かけたくなった。

阿蘇から流れてくる水、清流とは決して言えないが昔川遊びしたような緑色の流れ。

上流へ向かう風はやや強めで、このごろ急に強くなってきた日差しに暖められた身体にはちょうど心地よい

水の複雑な流れを見ていると気持ちが落ち着く
思春期を川沿いで過ごしたことが原点だろう
海もいいがスケールが大きすぎて自分を見失ってしまいそうになる

流れの複雑さは川底の地形や水量など様々な要素からそうなっているのだろうが、その複雑さは人為的なものとは正反対、物理法則に従っているだけだ
人にあざとさ、自然に美しさを感じるだけのピュア過ぎる感傷はそろそろ卒業だと思われるが、それでもなお川面を眺めていると落ち着くのだ


5月14日 夏野菜の定植を忘れていた [2023年 日記]

ボーッと例年のようにゴールデンウィークを過ごしていたら、夏野菜を植えるのをすっかり忘れていた。

毎年、ゴールデンウィーク中にあるいはその少し前に定植すると根付きがいいと学習しつつあったのにそれを逃すとはなんたる失敗。残り少ない人生の年数のひとつを棒にふったかもしれない。

今朝までの雨で畑はたっぷり水分を含んで、とても耕せる状態ではない。かと言って、園芸店に走ってとりあえず苗だけ買って、植えずに置いておくわけにもいかない。さてどうしよう。

と言いつつ、多少植えるのが遅れてもなんだかんだちゃんとできるのも知ってる。

5月10日 映画「スティーブ・ジョブズ」 [2023年 日記]

2度目の鑑賞

1度目はこちら(2018年4月)

やはり2回観ると話の流れや細かい描写が何を言わんとしているのかなどがすんなりわかる。
前回の感想にも書いたが、技術面の話はあまり無く、ビジネス面からのジョブズの軌跡にほとんどの時間を割かれている、人物伝にするとそうなるのか。会社の経営というものに全く興味が湧かないのでそんな感想になってしまう。
若かりし頃の女性関係が少しだけ描かれているのがアクセントになっていい。

相当な変わり者だったのは今回も感じた。iPhoneの素晴らしさを毎日、いや1日に何度も享受できていることに感謝だ。



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5月6日 映画「ナイル殺人事件」 [2023年 日記]

映画を見終わってすぐの感想がビビッドで面白い気がするので、エンドロールが終わるか終わらないうちに書き始めた。

映画「ナイル殺人事件」
アガサクリスティー原作、名探偵ポワロが殺人事件を解き明かす。
オリエント急行と同じように殺人現場の近くにいた何人もの人物が動機充分という状況下、見ている方も誰が犯人かまったくわからなくなってきたところで、名推理が輝き始める爽快さ。登場人物の言い回しにヒントを得たり、いろんな人の立ち話を全て覚えていたり、そんな切れ端をつなぎ合わせて真相を解明していく。

想像していたとおり、ナイル川沿岸を観光しながら殺人事件の謎解きが進むというテッパンの設定。思えば後の○×殺人事件と地名の入った映画やドラマはこんな昔から始まっていたのか。1978年製作。

英国貴族社会の風習だったりフランス語が時々入ったりというスパイスもうまく効いている。

ストーリーに素直に没入できて楽しめる娯楽作品に間違いない。
後で考えてみれば、普通に殺す動機があってその人が殺すだけでは見る方が面白くない、素直すぎて、ということの裏返しだろうか。全く予想だにしない真犯人だからこその面白さ、なんだろう。


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