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11月30日 映画「プロメテウス」 [2023年 日記]

かなり面白かった
最近のSF映画に多い、作り込まれてて何度も見なければ理解できないような凝った構成ではなく、
ファーストコンタクトもの映画の基本的な筋書きに沿っているので明快だ
「エイリアン」を知っているからそう思う部分も多いかもしれない

ところどころ「エイリアン」の原点だぞというシーンがやや露骨過ぎるシーンもあるが、それを補って余りあるストーリー展開だった

ただ、最初の原始人類?が滝の上で砕け散るシーンの意味するところがまだ理解できていないが、それをあれこれ想像するのもこれからの楽しみだ

2012年製作だから「エイリアン」からは30年以上経っている。リドリースコットが大監督となり時が経ち、周囲からの前日譚製作の要望を聞いて撮ったのだろうかなどと考えながら観た

主役の女性博士は初見だったがちょっとシガニーウィーバーに似てないこともない。ハードな役どころをしっかりこなしている
ロボットのデイビッドが首を引きちぎられるのにはまたか、との既視感もあったが最後までいい役なのか悪役なのかわからないところがよかった。その点では前半に出てきた社会的でない地質学者もそうだし、それよりなにより、原始人類?でさえそうだ

デイビッドとロボットといえば「2001年宇宙の旅」を思い出してしまうがそんな意図もあるかもしれない

「エンジニア」は何かを作る人、ならば我々人類を作った存在を「エンジニア」と呼べるのも確かに。
安易に神と呼ばないがゆえに「会う」ことができる夢をみせてくれる
それに、「エンジニア」が我々を作ったのに破壊しようとするのはなぜか、という哲学的なテーマも提供してくれるサービスまでついている

さらに言えば、どこかにあった2機目の宇宙船で彼らの母星へ旅立つ主人公のその後は?想像すると楽しいしわくわくする

タグ:映画

11月29日 ジョギング、温泉、サウナ [2023年 日記]

訳あってしばらく足が遠のいていた温泉タイム、最近あらためてその良さを感じている。

お湯に浸かって温まり全身の血行が良くなる、身につけているものもなく暑くも寒くもなく、じっと意識に集中する。まるで座禅のようだ。

多少の憂いならこれで流れていくし、前向きに考えられるこの時間を落ち着いて過ごせば
大きめの悩みも軽快する方向へ傾く

心配ごとで刻まれがちな眉間のシワも、のばさなきゃなと思える

白川沿いの畑作地帯を軽くジョギング、5.3km、41分、キロ7分40秒
おなかまわりの脂肪がステップのたびに揺れる

夕暮れの時間帯、犬の散歩をする人の表情もわからなくなる暗さになるまで走った。

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11月20日 映画「バグダッド カフェ」 [2023年 日記]

何十年ぶりかに見たので、前回の記憶はほとんどない。

1987年製作、36年も昔の映画か、しかし今の風景と言われても納得しそうな自分は時代遅れか。

見た直後にこれを書いているのでどうしても最後のシーンが印象に強く残ってしまう。

なぜブレンダ?と誰もが思うだろう
男女の恋愛よりも大切な友情を強調したかったのか

その少し前に、帰ってきた夫とブレンダが抱擁するシーンは、では何なのか
この夫婦の婚姻関係はどう考えても続くと考えられる

ジャスミンは冗談で言ったのか
ビザが切れたらまたドイツに帰るつもりなのか

そうか、人々の心に優しさが戻ったからもう自分は引き下がるつもりなのかもしれない
ではなぜ彼女はここに留まって人々から優しさを引き出そうとしたのか

すさんだ自分の夫婦関係に、自分が嫌になっていた
そんな自分を救うためでもあった
というのはどうかな

p.s.
大きな見間違いをしていた
最後のセリフは「ブレンダと相談するわ」だった
「ブレンダと結婚するわ」と勘違い

いかにアメリカが人権について進んでいても、この時代に同性結婚はまだなかろう

むむむ、とすると割とハッピーな終わり方
ルディよ、これが男女関係の辛辣さだ、と思っていたのはいずこへ解消すればいいのやら


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