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2月14日 ビートルズ [2023年 日記]

ザ・ビートルズ
外国のバンドにうとい人でもその曲は一度くらいは聴いたことがあるだろう

中学生の頃、友達に大のビートルズファンがいて、家に遊びに行った時などによく聞かされたものだ
立派なリビングルームのレコードプレーヤーに針を落として、コンポーネントシステムの大きなスピーカーで聞いた

もちろん魅力的で覚えやすそうで、いい曲ばかりだと思った
けれどもちょうど中学生の頃といえば反抗心の芽がうずうずしていた頃、正統派っぽいものにはとりあえず寄り付かないのが正しいあり方だった頃だ
シンプルな単語が多く、メロディーも素直なビートルズのファンに自分がなることはなかった

それから長い時を経て今、ビートルズの曲をApple Musicに勧められるままに聞いたのがきっかけで、いいなと思えるようになってきた

とりわけジョンレノンの作った曲や歌声に惹かれる

中学生の頃は、基本的な単語が多い歌詞、すなわち浅くてとるにたらない内容を表していると思っていたが自分の方が浅薄だったようだ
今聞いてみるとシンプルだからこそ解釈のしかたによっていろいろな意味を持ち、聞き手の想像を広げるし、シンプルだからこそ真理を鋭く突いている
そして聞くたびに少しずつ歌詞の意味するところが変化していく

ポールのキャッチーなメロディーに目くらましを半世紀近く受けてきたような気がしないでもない

今さらだが、Apple Musicを通じて、サブスクリプションサービスの将来性を感じたとともに、サブスクリプションサービスによって失われていくものとは何だろうと考えてしまう