7月14日 雨、雨、雨 [2010年 日記]
庭が冠水する雨、室内の壁にカビを生やす湿気、乾かない洗濯物、目が疲れる夜の運転。
否定的な現象ばかり思い浮かぶ梅雨も、驟雨(しゅうう)という言葉を思い出しただけで受け入れられるような気がした朝だった。東海道五十三次で見事に描かれた、煙る雨と走り惑う人々の光景を思い浮かべれば、波のように押し寄せる雨粒もこの時期ならではの光景として腹に落ちる。無味乾燥な異国の砂漠地帯に比べれば、生き物が躍動する極楽とも解釈できる水の豊富な地上はそう疎ましがられるべきものではないかもしれない。
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