３月１８日 関東で春一番

ニュースで東京の強い風の映像を見た。相当強かったようで、自転車さえこけていた。

佐賀では風は弱く、特に昨日は雲一つもなかった。路傍の草たちもおなじみの顔ぶれで小さい花をたくさん付け出した。
自然は律儀に同じ事を何度も何度も正確な周期で繰り返す、あたり前で、そこがありがたい。

写真をインターネット上に公開する際に注意するプライバシーとして、メタデータに含まれる撮影地情報がある。写真を扱うアプリケーションソフトウェアやサーバー側のシステムによって、一般公開用として自動的に撮影地情報を削除してくれる機能を持つものもあるが、今の自分の環境では普通に処理したらExifデータがそのまま公開される。なので一手間かけてこの情報を取り除く作業を加えなければならない。

ちょっと面倒。FujiColorフィルムで写真を撮っていた頃には想像だにしなかった配慮。

iCloudを使った時にも思った。スマートフォンで撮った写真がクラウド経由でパソコンに「自動的に」コピーされるのはたいへん便利。なにしろ意識しなくて済むのだから。しかし、セキュリティーが確保されているとは言え、個人データが空の上の雲に飛んで行くこと自体に、これはもう昔の人とレッテルを貼られるレベルの言い草だけれど、やっぱりなんだかんだ言われてもなじめない。多少不便でも安心して暮らせる方を選択しがちだ。

多少不便でも安心を、多少高価でも安全を、多少損しても地道に、多少時間がかかっても着実に。
こう書くと超つまらなそう、だがしかし。