どこにでもある飲み物の自動販売機。

硬貨投入口が平たく広い、斜めの皿状になっていて、一枚一枚、横向きで滑り込んで行くようになっている。このタイプに出会うとちょっと嬉しい。小学校の工作で貯金箱を作った時のワクワク感がよみがえる。コインが入っていくさまが楽しいので何枚でも入れてしまう、ことはない。

昔の販売機は単なる縦スリット投入口だったので、それだけ進化しているという事。指先の細かい動作に制限を持つ人には随分ありがたいだろう。

それに引き替え、釣り銭返却口の進歩の無さときたら全く変わらない形。素っ気ない、蓋つきのくぼみ…。しかも暗く、深い。ローマの真実の口みたいなので、釣り銭を取る前に、今日は信心深かったか胸に手を当ててみる一手間が加わる。けどすぐその後、前の人が取り忘れていて多くないか確認する。
おまけに低い位置にあるので腰痛持ちはぜったいドッコイショと言ってしゃがまねばならない。

なんとかならんかな。
(機械)「手のひらを出して下さい」ジャラジャラ〜とか、投入口みたいに硬貨が横並びに平たく出てくるとか。