ナス、トマト、ピーマンと言えば野菜を育てた事のある人には「夏野菜」の代表的なものとして思い浮かぶだろう。

夏をとうに過ぎた12月なかばでも、我が家庭菜園ではこれらの夏野菜がまだ最後の力を振り絞っている。さすがにナスはもう花も咲かなくなったが、トマトやピーマン、タカノツメなどは小さく実をつけていて抜くに抜けない状況なのがこの時期の悩み。

きれいな黄緑のまま赤くなる気配がなくなったトマトを眺めていてふと、少し前の映画「フライドグリーントマト」を思い出しインターネットでレシピを調べてみた。作った人の感想を読むと美味しそうなので作ってみた。

レシピはこんなもの。

トマトを厚めの輪切りにする。
塩を振っておいてペーパーで拭く。
小麦粉、卵、パン粉の順に衣を付ける。
揚げる。

食べてみると本当に美味しい。噛んだとたんに甘酸っぱいトマトがじゅわっと口に広がり衣のサクサク感との組み合わせがちょうどいい。最初にした塩の残り味だけでもいいがいろんなソースにも合いそう。

ただ一つだけ、しかし致命的とも言える問題が、、、

油の摂取量が半端ない。ヒヤヒヤしながらなるべく少ない油を敷くようにしている炒め物の比ではない。油の瓶からドクドク、さらに足りなくなってまたドクドク。こりゃカロリーの大半は揚げパン側で、トマトは味付けみたいなもんだ。トンカツ、天ぷら、唐揚げも相当な油を食べてるんだろう。

アメリカ南部料理のフライドグリーントマト。刑の前の最後の晩餐に選ぶ死刑囚もいるフライドグリーントマト。ついでに映画のほうも調べてストーリーを読んだら見たくなってしまった。