九州自動車道を福岡から熊本方面へ南下し県境を過ぎると、人家の少ない山間をずいぶん走る。ここら辺りは平地こそ少ないけれど険しい山もなく、太古の昔から人々が営々と暮らしてきた。古墳は至る所にある。

そしてある所で一気に視界が広がり、阿蘇山の勢力範囲に突然入る。

ある所、鹿央町は、特に丘の上というほどでもないが際立った高みがないこの周辺では一番見晴らしがよさそうなところ。下り線を走ってくると、晴れていればここで向かう先に突然阿蘇を中心とする山並みが広がる。熊本に帰った、という気分になる地点である。

阿蘇山は大昔には富士山を超える高さを誇っていた。とすればあのあたりが山頂だったのか、と空を見上げる。とてつもないボリュームの土の塊だ。大噴火してカルデラが出来た時の地表の混乱はどれほどだったか。


久々にジョギング。6.8km、45分。キロ6分30秒。黄金色の稲と彼岸花のビビッドな色がこの時期ならでは。

そしてもひとつお目当ての植木温泉。今日は辰頭温泉へGO。