山の形をした山、濃紺の水をたたえた湖、真っ青な空、針葉樹の林。まるで童話の中に居るようだ。

こんな景色の中を、落ち葉を踏みしめながら散歩する。折しも雨上がりに一気に晴れ上がったこの日は、太陽光で蒸発した水蒸気が湖面にたちわたり、足元にも適度な湿気をはらんでみずみずしく、快適な散歩日和だった。大勢の人がこんにちはを言い合いながら行き交い、それぞれの休日を楽しんでいた。