かなり大昔に見ていたアメリカのテレビドラマKung Fuのビデオを引っ張り出してきてみた。若い頃に琴線に触れたその内容は、今見ても、否、今になってその真価を発揮している。

米国人とアジア系が混ざるコミュニティーの問題や、暴力と人格などのテーマは、きな臭い南シナ海情勢を思い出させむしろ現在的だ。

「自分を貶めることなく、自ら考えて進みなさい」とあと押しされる。

さて現実に戻ってみると、この主演俳優の人生も深く哀しく、でも人間くさい。
決してドラマの中の飄々とした格好いい穏やかな僧侶という人物像を裏切ってはいない。