これを見たとき、軽い衝撃を受けた。この圧倒的な輝きと曲線、真っ先にメンテナンスの大変さが浮かぶのは自分が貧乏性だからだろう。雨の日はもちろん、水たまりにも入れないし、道路いっぱいに水を撒く人を恨んだりするのか。どのくらいの頻度で磨きをかけるのだろうか。クリーナやウェスを何種類も揃えているのだろうか。

そんな大変さ方向ばかりの想像で落ち着かないが、純粋な美しさの方に視点を移すと、その造形にH.R.ギーガーのエイリアンを連想させるものがある。かっこよくて、エロティックで、なおかつ少し近寄りがたい高みにあるもの。そんなところか。