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5月10日 映画「あなたへ」 [2020年 日記]

数日前に見て初期消化がやっと出来てきたゴッドファーザーに続いて今日は、「あなたへ」を見た。

「居酒屋兆治」にも通底する「人を想う」というテーマが描かれる。まるで音楽におけるドローンの様に、表に出たり裏にまわったりしながらも終始映画の中に流れている。

2012年公開の高倉健の遺作。表情や声は相変わらずだが、こんなに歩き方がぎこちなかったかと思う。姿勢も肩が落ち、腰は前に。
誰にでも公平に訪れる年波はもちろん名俳優にも及び、生きていれば押し寄せてくる様々なもの・ことにより少しずつではあるが確実に身体に変化がもたらされる。高倉健の場合も一般人には想像もつかないような年月を重ねてきたに違いない。

主人公の妻、田中裕子の描かれ方も、あからさまではないミステリアスな部分が残されているおかげで、見るものが自分に置き換えて感情移入しやすくなっている。

キャンピングカーが欲しくなった。

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5月10日 映画「ゴッドファーザー」 [2020年 日記]

名作映画というのは題名を長いこと知ってはいても見る機会がないことが多いもの。
「ゴッドファーザー」もそんなひとつ。

上映時間が3時間もあるというのも、よほど時間の余裕のある時でないと見ることができない原因になる。先日、大型連休にやっと見ることができた。

3時間。見終わってどっと疲れる映画は比較的多いがこれもまた重かった。

裏切り、暗殺などが最初から最後までほぼずっと続く。主役のマーロンブランドの渋さ、ヴィトコルレオーネの父性などがあってこその充実感がその後に続く。アルパチーノの演じ方も確かに素晴らしい。
いつものごとく見終わった後に映画や俳優の情報を調べてさらに理解を深めるのも楽しい。

パート2、3も製作されているので見たいと思う。

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