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6月5日 耕運機を買った [2022年 日記]

かれこれ何十年もクワと手で家庭菜園と向き合ってきたが、腰痛を抱える身体と雑草との力関係がどうも逆転したと認識せざるを得ないここ数年。あきらめて電気の力に頼ることにした。

ドライヤーほどの電力を消費する電気製品なのでうしろめたい。そこまでして自分の欲に流されなければいけないかと思わないこともないが、あまりその手のストイックさは自身にとってプラスにはならないということも近年わきまえてきた。

畑に乗り入れていざ使ってみると、予想どおり硬い地面に軽い機体が跳ねること。よくレビューにおさえることが必要とあるが、腕の使い方が自分でやってはじめてわかった。しっかり持つではなく軽く保持しつつよそを向かないように時々調整してやるのだ。宇宙船のスラスターのような微調整。跳ねる機体を下方向へ押し付けて跳ねないようにしようなどど思ってはいけない。小型機とはいえ15kgの鉄が飛び上がるのを押さえつけられるほど人の力はないし、いつ跳ね上がるかもランダム。

そして、方向転換が想像以上に難しいことがわかった。

柔らかい土の中にくいこんだ4枚の鉄の爪の向きをグイッと反対方向に動かさなければならないのだから考えてみれば当然だ。舗装路を車輪で回転させるのとは大違いなのだ。ゆっくり爪を回転させながら徐々に回すのが正解なのだろうがまだコツがつかめていない。手前の抵抗棒の下に硬いものを敷いて支点にして、爪部分を持ち上げて回すというやり方をやってみているがこれは違うだろう。

作業効率は明白だ。腰に負担はかかるがなんとか広い範囲の地面を、思ったよりも深く耕せることがわかった。これまで何年も苦しめられてきた雑草のメヒシバやハマスゲをガンガン掘り起こしてくれるが、それらを取り除くのはさすがに手作業なので結構疲れる。トータルとして、非常に腰に負担のかかるクワでの耕起作業からほぼ解放されて、別のより腰に負担の少ない作業に労力を移行させたということか。

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